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ABCJ

国連極東アジア犯罪防止研修所で実施中の第26回汚職防止刑事司法支援研修において、ABCJ弁護士4名が講義を行いました。

更新日:11月9日



 2024年10月31日、国際法務総合センター(昭島市)で開催中の、第26回汚職防止刑事法支援研修において、ABCJ運営委員の稲川龍也弁護士、西垣建剛弁護士、福原あゆみ弁護士及び松尾宣宏弁護士が、「日本企業の汚職防止への取り組みと弁護士の関与」というタイトルで講義及び研修員との意見交換を行いました。上記研修は、国際協力機構(JICA)が国内外から研修員を招聘し、法務省法務総合研究所内の国連極東アジア犯罪防止研修所が実施し、25年以上実施されているものです。今回は、汚職防止における官民の連携をテーマに、21か国から29名の研修員が参加し、本年11月19日まで実施されています。


 本講義では、ABCJの紹介のほか、汚職防止に向けた企業の平時からの施策、及び贈賄事案発覚時における企業の危機管理、合意制度の活用及び海外贈賄事案における対応の特殊性などのサブテーマを扱い、多彩なバックグラウンドを有する4人の弁護士によるリレー講義の形式としました。講義後、研修員からの質問は絶えず続き、研修員は、それぞれ法制度の違いを超えて共通して汚職防止に取り組む者として、そのような取り組みにおける日本の弁護士の幅広い関与に強い関心を有しており、非常に熱のこもったセッションとなりました。


 本講義が、参加者各国の法の支配の確立に少しでも役立つものになることを願ってやみません。


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